前回の、 佐藤可士和の超整理術が、かなり参考になったのと、知り合いの社長が「すごくいい!全社員に読ませたい」と言ってたのを聞いたので、早速読んでみました。

前回も思ったのですが、可士和さんの文章ってすごく読みやすいです。
お顔からは、クールで理屈で攻めてこられそう、文章も難しい言葉ばっかり使って書かれてそうという印象を受ける方も多いと思います!(失礼!)

しかし、「プリミティブ」とか「ラディカル」とかぱっと分からない言葉は若干出てくるものの、実は、概ねすべての方に当てはまるような分かりやすい例えを出してくださり、分かりやすい言葉で書いてくださっています。
(04.見立ての習慣身につけよう、07.心をつかむプレゼンテーションには例えと共感の大切さが書かれています)

あと、構成がすごい!
非常に論理的なので、最初から読み進めていくだけで、内容が頭の中にすいすい入っていきます。
複数の章を自分で構成し直したり、前のページに戻たりする必要がありません。

不要な飾りの部分がすっきりそぎ落とされたような文章です。
捨ての章がまったくない!

私の場合、特に生活に生かせそうなのは以下の章です。(箇条書き)

・比喩することで本質が伝わる→意識的に何かに例えて説明すると伝わりやすい。

・心をつかむプレゼンテーション→説得よりも共感を得られるプレゼンテーションを目指す。

・お客様目線とお茶の間目線→ユーザー(自社の商品を買ってくれるであろう人達)ではなく、お茶の間(一般の生活者)の目線を大切にする。

・ハマれるものを見つける→突き抜けると本質が見えてくる。どんなジャンルからのアプローチでも、その本質の世界は繋がっている。
可士和さんは学生時代にバンド(音楽)で突き抜けたこともある。

・アナログ感覚を取り戻す→これは意外!超デジタル人間だと思っていた可士和さんは、農業も釣りもしているそうです。

自分の生活に生かせそうなところを書いていたら全部になってしまう・・・。