話題の2作をいっき読みしちゃいましたconfident

■まず、水嶋ヒロさんのKAGEROUthink

アマゾンでのレビューが酷かったのでどんなもんかなと思ったのですが・・・。

まぁ、ストーリー的には面白いですね。
あまり頭を使うことなく、さらさらと楽に読める感じです。
ちょっと失礼な言い方をすると、仕事の帰りの電車の中とかで読むのにはいいかも。

ただ、「命」について書かれている割にはすごーく軽すぎる!
主人公が愛した(主人公がどういう感情を持っているのかもあんまり分からなかった)少女の魅力もよく分からなかったし・・・。

分かりやすく、インパクトはある作品なので、短編ドラマにしたらウケるかも知れません。

■続いてのりピーの贖罪

こちらも「こどもを守るためとか、だんなのせいにして全く反省が感じられない」と、世間ではすごく批判されている本ですね。

私にはそういう風には感じられませんでした。
ただ、激しい報道をしたマスコミに対しての批判のようなものが結構書かれていたので、その部分に関しては読んでいてあまり良い気持ちはしませんでした。

一番印象に残っているのは、「よく家庭環境が良くなかったから家族の愛情に飢えていて・・・」と言われることがあるけど、のりピー自体は「どの家にいた時も愛情たっぷりに育ててもらったので、つらい思いをしたことはない」と言っているところです。

実の親がすぐ離婚して、叔父・叔母を父と母として育だち、途中で実の父とその父の二番目の奥さんの家で暮らすようになり、また叔父・叔母の家に戻り、その後で、実の父と三番目の奥さんの家で暮らすようになり・・・。
という複雑な生い立ちがあるのですが、「つらい思いをしたことがない」と言ってくれて、私はまったく関係ないのですが救われた気がしました。

あと、実のお父さんの仕事はたぶんヤクザなのですが、三番目の、のりピーが今でも頼っているお母さんが素晴らしい方のようで、これまた幾分安心しました。coldsweats02

関係ないのですが、のりピーが月9ドラマ「ひとつ屋根の下」に出演し、その脚本家の野島伸二さんと付き合っていた頃のことも書かれていて、ミーハー気分で読んでも楽しめました。

のりピーが男性とちゃんと向き合った(←こういう書き方をされていた)のは、野島伸二さんが初めてだったそうです。

2010年12月18日(日)